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1年生の技術科の授業で、小型コンピュータ「マイクロビット(micro:bit)」を使ったプログラミング学習を行いました。
マイクロビットは、センサーやLEDが組み込まれた手のひらサイズのコンピュータで、動きや光、音などを自在にプログラムすることができます。

授業では、はじめにLEDを光らせたり、文字を流したりする基本的なプログラムを体験しました。その後、モーターをつないで「車を動かす」応用課題にも挑戦。


友達と相談しながら動きを確かめたり、何度も修正を重ねたりする姿が見られました。

生徒の振り返りからは、次のような声が聞かれました。

「思ったとおりに動かなくても、設定を工夫して成功したときはうれしかった」
「プログラミングは難しいと思っていたけど、やってみたら楽しかった」
「友だちと教え合いながら取り組むことで、協調性も高まった」

LEDで文字を表示したり、音楽を鳴らしたり、タイヤを回転させたりと、班ごとに工夫したプログラムを完成させることができました。
プログラムが動いた瞬間には、教室のあちこちから歓声が上がりました。

この授業を通して、生徒たちは「試行錯誤しながら考える力」や「仲間と協力して問題を解決する力」を育むことができました。

 令和7年10月2日(木)、本校1年生27名を対象に、静岡県庁廃棄物リサイクル課および株式会社折兼ホールディングスのご協力をいただき、環境問題をテーマとした特別授業を理科室で行いました。

 

 

前半では、静岡県庁の職員の方から「プラスチックとは何か」「プラスチックごみが引き起こす問題」「私たちにできること」について、クイズを交えた講義を受けました。生徒たちは身近な問題として真剣に耳を傾け、環境への意識を高める機会となりました。

 

 後半では、株式会社折兼ホールディングスの方から食品業界における環境配慮の取り組みについて紹介していただきました。実際にサトウキビの搾りかす「バガス」などを使った容器や代替素材を手に取り、グループごとに意見を交わしながらワークショップを行いました。

 授業を通じて、生徒たちはプラスチックの課題を理解するとともに、環境にやさしい代替素材に触れることで、持続可能な社会づくりに向けて自分たちにできることを考える姿勢を育みました。

 

授業概要

9月24日(水)8:15〜10:05、技術科室にて1年生を対象に「生成AIを活用したアイデア実現」の特別授業を行いました。探究の時間で考えた事業やプロジェクトのアイデアを、実際に「形」にすることを目指した実践的な内容です。

学習の流れ

  1. アイデア整理 – 自分の考えを明確化
  2. 文章化 – 分かりやすい文章にまとめる
  3. プロンプト作成 – 生成AIに指示を出すための言葉を考案
  4. 生成AI活用 – Copilotやbolt.newなどを用いて成果物を生成
  5. 改善・発見 – 実際に動く形を確認し、改善点を発見
  6. 共有・発表 – クラス全体で成果物を発表し、相互に学び合う

生徒たちが本日の授業で作成したサイトはこちらです。


〇白糸の滝と遊ぶ7つの冒険

https://7-web-game-implement-7p6b.bolt.host/

 

〇苔テラリウム体験
https://moss-terrarium-exper-jg0x.bolt.host/

〇富士山水イベント
https://oqc7vz8t8rmtm9wajtvvvxbjj.bolt.host/

〇西富士地区観光ガイド

https://s67zl0nu8q2e0saqj11xor33k.bolt.host/

 

 

 

 

生徒たちの声

授業後には、生徒から次のような感想が寄せられました。

  • 「AIを使うと自分が考えていたことよりも詳しくまとめてくれて便利だと実感した」

  • 「自分たちのアイデアが数分でWebサイトやゲームになるのが驚きだった」

  • 「プログラミングは難しいと思っていたが、Copilotなどを使うと簡単に作れて楽しかった」

  • 「将来や探究学習にも今日学んだAI活用を生かしたい」

 

 

 

どの感想からも、AI技術に対する新鮮な驚きや学びを楽しむ様子が伝わってきます。

 

まとめ

生徒たちは、自らのアイデアをAIの力で具体的な成果物に変換する過程を体験し、「試すことで見えてくる新しい気づき」を学びました。
今回の授業をきっかけに、生成AIを活用した創造的な学びがさらに広がることを期待します。

開催概要

9月12日(金)、西富士中学校1年生は総合的な学びの一環として中間発表会を開催しました。
1・2・3年および学習室を会場に、探究学習の成果をプレゼンし、地域ゲストと意見交換を行うことで、学びの方向性を確かめる貴重な時間となりました。

 

地域ゲスト

  • 小田梨恵子さん(株式会社エコキャリ)

  • 金子充子さん(miyagirl)

  • 川上大樹さん(Catalyst Entertainment合同会社)

 

  • 井出幸大さん(Catalyst Entertainment合同会社) 

 

ゲストの方たちには、持続可能な地域づくりや情報発信、挑戦する姿勢について多角的なアドバイスをいただきました。

 

 

生徒の学びと感想

今回の中間発表会後、生徒たちは一人ひとりが「これからの追究に向けてやりたいこと」を振り返りました。印象的な声をいくつか紹介します。

 

「発表を通して他のグループの良いところを活かせば、より良いものができるとわかった」

「多くの人からアドバイスや協力の声をもらい、自分たちの活動に生かせることが分かった」

「中学生では思いつかない答えを地域の方々から教えていただき、新しい視点でビジネスを見ることができた」

「ゲストや他グループからの意見で、自分たちの活動をもっと広めたいという気持ちが強くなった」

「LINEスタンプや景品づくりなど、新しいアイデアを実行に移したい」

 

こうした感想から、地域との対話が生徒の発想を広げ、次の目標を具体化する力になっていることがわかります。

 

まとめ

中間発表会を通じて、生徒たちは**「社会とつながる学び」**を体感しました。
地域の専門家と直接対話し、仲間と発想をぶつけ合うことで、最終発表に向けての意欲と自信を大きく育んでいます。

 

9月17日(水)、1年生を対象に技術科外部講師授業を実施しました。
 講師は、金属加工の専門家 菅沼田 洋光さん(有限会社東伸工業)。同社は自動車エンジン部品の機械切削加工や各種試作品・治具の製作、鋳造機の冷却部品加工などを行う地域企業です。

 

授業の流れ

  1. 講話
    菅沼田さんから会社紹介と金属加工の基礎について説明。

  2. アイディアづくり
    提示された条件をもとに、生徒たちが「金属加工してもらいたいデザイン」を考案。

  3. 形づくり体験
    アイディアを形にするための試作をチームごとに実施。

  4. 発表・共有
    まとめたデザインを菅沼田さんへ提案。

  5. 商品の完成
    この日の当日のうちに講師の菅沼田さんが生徒たちが考えたアイディアをもとに試作品をつくってくれました。

生徒の感想

  • 「自分では思いつかないアイデアをみんなが出していて凄いと思いました。発想力が鍛えられた気がします。」

  • 「講師の方が一つ一つ丁寧に作っていると知り、すごいなと思いました。自分でもアイデアを考えて形にできました。」

  • 「条件のある中で考えるのは難しいけれど、グループで話し合いながら楽しくアイデアを出せました。」

  • 「金属加工は時間とコストがかかることを知り、作り方を考える大切さを学びました。」

  • 「元の金属から商品になるまでの削りの多さに驚きました。」

※その他にも「完成したときの達成感」「みんなで考える楽しさ」など、多くの前向きな感想が寄せられました。

 

まとめ

 地域の企業と学校が連携し、実社会の技術に触れるこの授業は、生徒たちにとって将来の進路やものづくりへの関心を高める貴重な学びの時間となりました。

アサヒユウアスさんのご協力をいただき、「PETボトルリサイクル」をテーマにした特別授業を実施しました。

講師の伊澤征大さんからは、スライドや実物サンプルを交えながら、プラスチックの種類や特徴、そしてリサイクルの仕組みについて分かりやすく説明していただきました。


プラスチックの基本を学ぶ

授業の前半では、ポリエチレンやPET、ポリスチレンなど、私たちの生活に身近なプラスチックの種類とその性質について学びました。
「食品トレー」「ストロー」「ペットボトル」など、普段何気なく使っている製品がどのような素材からできているのかを知り、生徒たちは興味津々で耳を傾けていました。


リサイクルの方法 ― メカニカルとケミカル

後半では、メカニカルリサイクルケミカルリサイクルという2つの方法の違いを学びました。

  • メカニカルリサイクル:砕いて溶かし、新たなペレットとして再利用

  • ケミカルリサイクル:分子レベルまで分解し、不純物を取り除いて再び原料として活用

実際に工程ごとの試料を手に取ることで、教科書だけでは分からない理解を深めることができました。


富士宮市の未来と私たち

講師の先生からは、**「富士宮市で年間に出荷されるPETボトルを換算すると、富士山60個分の高さになる」**というインパクトあるお話もありました。
身近なごみが、地域や地球規模で大きな課題につながっていることを実感でき、生徒たちにとって強い印象を残しました。


生徒の声

授業後、生徒たちからは次のような感想が寄せられました。

「ペットボトルリサイクルの仕組みと原理とこれからについて学んだ。
自分の身近にある便利なペットボトルの作られ方が面白かった。真っ黒な石油から透明なペットボトルになるのが面白かった。
しかし環境負荷が大きいのは事実で、それをどうやって減らしていくか、それは大人の役割ではあるが、これからおとなになる僕達に託された課題でもある。
今自分にできることを全力でやりたい。環境問題は他人事じゃなくなってきてる。」

「今回、伊澤征大さんから『ペットボトルのリサイクルを科学で考えよう』というテーマでお話を聞き、リサイクルの仕組みについて深く知ることができました。
これまで、ペットボトルはただ捨てるだけのものだと思っていましたが、実は『メカニカルリサイクル』と『ケミカルリサイクル』という2つの方法があることを知り、驚きました。
特に、ケミカルリサイクルでは分子レベルで分解して再生するという話が印象的で、科学の力で資源を守ることができるのだと感じました。
また、『混ぜればゴミ、分ければ資源』という言葉が心に残りました。これからはキャップやラベルをきちんと分けて捨てるようにしたいと思います。
富士宮市とアサヒグループの協定によって、地域全体でリサイクルを進めていることも知り、地元の取り組みに誇りを感じました。」


おわりに

今回の学びを通して、生徒たちは**「使う・捨てる」から「使い続ける」**という新しい視点を持つことができました。
これからも地域や企業と連携しながら、持続可能な社会づくりにつながる学びを実践していきます。

アップサイクルコンテストの取材を受けました!

富士木材株式会社さんからいただいた廃材を活用し、生徒たちが新しい商品づくりに挑戦している様子を取材していただきました。

生徒たちは、幼稚園児向けの積み木や、富士山型の箸置きなどを製作中。
一つひとつの作品に、子どもたちの工夫と想いが込められています。

放映は 10月後半を予定 しています。
生徒たちの頑張りを、ぜひご覧ください。

7月9日、中学1年生の技術科の授業でオブリック株式会社の方をお招きし、「アップサイクル」とSDGsをテーマにした特別授業を行いました。

オブリック株式会社は、再生可能エネルギーの普及やCO₂削減など、持続可能な社会づくりを目指す地域密着型のエネルギー会社です。今回は、その取り組みの一環として、【7月20日エントリー開始】のアップサイクルコンテストについて紹介していただきました。

捨てない、その先へ!
授業では、「捨てない、その先へ」をテーマに、身近なものに新たな価値を加える“アップサイクル”の考え方を学びました。生徒たちは、企業の取り組みに触れることで、ゴミを減らす工夫や、モノの見方を変えることの大切さに気づくことができました。

その後、生徒たちはアップサイクルについての意見を考え、アイデアを形にするためにタブレットやPCを使って調べ学習を行い、自分たちが社会に貢献できる可能性について真剣に考えました。

今回の授業をきっかけに、アップサイクルコンテストへの参加を目指す生徒もおり、SDGsに対する関心や行動が広がっています。

2025年6月18日(水)、本校3年生を対象に、外部講師としてJCHO三島総合病院で理学療法士として活躍されている望月一磨さんをお迎えし、道徳の特別授業を実施しました。

この授業では、「夢や目標に向かって主体的に努力する姿勢の大切さ」をテーマに、望月さんご自身のこれまでの経験や努力の軌跡についてお話しいただきました。

理学療法士として医療現場で働きながら、スポーツトレーナーとしても活動を続けている望月さん。2020東京オリンピック・パラリンピックでは選手村の医療スタッフとしても活躍されるなど、ダブルライセンスでのご経験や、上位資格取得に向けた努力の道のりは、生徒たちにとって大きな刺激となりました。

後半には体の動きや姿勢を確認する実技的な場面もあり、生徒が前に出て体験を行うことで、理学療法士の仕事の一端に触れることができました。

また、生徒からは次のような感想も寄せられました。

「本日の授業では、貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。理学療法士としての知識を深めるだけでなく、実践に活かせる具体的な考え方や技術を学ぶことができました。とても充実した時間でした。今日の学びを大切にし、今後も努力を続けていきたいと思います。」

本授業を通して、生徒たちは「よりよく生きる」ことの意味、自分の意思で未来を切り拓く力の大切さに気づくことができました。

望月一磨さん、貴重なお話と実技体験をありがとうございました。

~生成AIとの対話から見えてくる、自分の可能性~

6月4日、富士宮市の地域おこし協力隊として活躍されている河島さんをお招きし、3年生を対象に特別授業を行いました。テーマは「生成AIとの対話を通じた自己理解と主体的な生き方の探究」。生徒たちは、自分の性格や価値観を入力し、その情報をもとにAIが“自分になりきる”というユニークな体験をしました。

この活動を通して、自分の良さや弱さ、そして可能性に気づくきっかけを得た生徒たち。AIを“他者の視点”として活用しながら、「自分はどう見られているか」「どんな個性があるのか」といった問いに真剣に向き合いました。

ある生徒は、次のように振り返りました。

「自分のことを自分でもよく分かっていないと気づくきっかけになりました。」
普段は当たり前に「自分」として生きているけれど、自分を言葉にして他者(AI)に伝えようとしたとき、何をどう表現すればいいのか迷ったといいます。
さらに、AIが再現した自分の“分身”を見たとき、「これは自分に似ているのか?」「自分って、どう見えているのだろう?」と考えるようになったそうです。
この体験を通じて、生徒は“わかっているようでわかっていない自分”に出会い、自分を深く見つめ直すきっかけを得たのです。

他の生徒たちからも、

「生成AIが自分の話し方や考え方を少しの情報から再現していて驚きました。」
「情報の重要さと、AIの進化の速さに少し怖さも感じました。」
「自分の価値や存在について考える、いい機会になりました。」
といった声が寄せられました。

テクノロジーの進化に触れながらも、「人間らしさ」とは何か、「自分はどう生きたいのか」を見つめる時間となった今回の授業。
未来を担う生徒たちにとって、AIとの対話を通して自己理解を深めるこの学びは、確かな一歩となりました。

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